コラム
【07.03.22】手作りの卒業式が戻る日は
手作りの卒業式が戻る日は
今日で3学期が終わります。
ランドセルのなかみは「国語だけだよ」という娘。
終業式の日にも授業があるなんて。
「ゆとり教育」という言葉の一人歩きを、こういう時に痛感します。
明日は小学校の卒業式。
東京都の公立学校から「手作り」「子どもが主人公」の卒業式が姿を消して何年がたつでしょうか。
「国旗は舞台正面」という文部科学省の方針を厳密に実施するよう都教育委員会が監視。
舞台正面から子どもたちの創作がはずされ、「日の丸」が掲げられるようになりました。
卒業生が保護者や先生方と向き合って座っていた会場、全員が正面を(「日の丸」の方を)向くように変えられました。
誰のための、なんのための卒業式なのか。
自民党も民主党も、都議会で執拗に卒業式のあり方に介入してきたことが思い出されます。
子どもたち一人ひとりの成長をのびのびとお祝いしたい。
3年間(あるいは6年間)の集大成ともいえる卒業式をと考えれば、学校ごとに様々な創意工夫ができるはず。
そんな日を取り戻すため、力を合わせたいものです。