日本共産党 田村智子
コラム

【07.03.15】1万5千円の賃上げ回答に拍手

1万5千円の賃上げ回答に拍手

 
千住中居町公園、下町の小さな公園に赤いハチマキの男性がぞくぞくと集まってきました。
金属機械情報機器労働組合(JMIU)の東部地域の支部の春闘集会。
私は、今年で3回目の参加です。

会場で配布された各会社の団体交渉の回答一覧。
1万5000円、7000円など、賃上げ回答の額に目を見張りました。

昨日夕方からのニュースを思い出します。
トヨタ自動車が1000円、松下電器が子育て支援1000円…。
これまた耳を疑うような回答額のオンパレード。

中小企業で1万円超えるベースアップ回答があるのに、2兆2000億円の黒字をかかえるトヨタ自動車でなぜ1000円なのか!

労働組合の果たしている役割の違い、経営者の姿勢の違いを目の当たりにする思いです。
誇りをもって働く、希望をもって働く、自分をより高めながら生きる――そのための賃上げ要求なのだと、あらためて春闘の意味をかみしめました。

この集会、毎年、若いみなさんが持ち寄るデコレーションをみるのが楽しみです
「35歳、基本給19万3000円 これでは結婚どころか生活できません」(2005年)
こののぼりを見たときは、思わず「そうだ!」と心のなかで声をあげました。

今年も、職場で集めた一言が実感がこもっていて実にいい!
「不安払拭」「一人立ちしたいです」等々。
この声を職場だけでなく、政治につきつけていきたいものです。