日本共産党 田村智子
コラム

【07.03.06】石原都政をうけつぐが対抗する?

石原都政をうけつぐが対抗する?

 
浅野氏の立候補表明。
石原都政は「よくやっている」という内容に疑問符がいっぱいです。
「大きく変えることはしない」が、石原さんではダメということでしょうか。

臨海開発の破綻は?
老人医療費助成(マル福)をなくしたことは?
30人学級を「絶対にやらない」、「子どもには競争の押し付けが必要」という教育は?
都立高校の統廃合、とくに定時制高校の統廃合は?
保育所への予算まで大幅に削減してきたことは?
????がいっぱいです。

都政の私物化をただすのは当然です。
でも、それだけでいいのでしょうか。

悲しいのは、浅野氏を支援する方々が、「吉田万三さんをおろせ」とでも言うかのような声をあげていることです。
都政私物化はもちろん、くらしを犠牲にし、子どもを犠牲にしてきた都政を変えたい、という思いに「黙れ」と言うのでしょうか。

東京では、国の保育基準を満たした認可保育所はお金がかかるから増やさない、という政治が続けられています。
増えているのは、ビルの一角をつかった認証保育所。
庭がない、保育室も充分な広さはとれない、保育時間を長くしなければならない。

子どもをゆったり保育したい、保育所で働く方はそう思っているでしょう。
夏の水浴び、どろんこ遊び、夕方の外遊び…。
なぜお庭のある保育所をふやすことができないのか。

保育も学校も、子どもによりそっているとはとてもいえない都政を「よくやっている」となぜ言えるのか!
「吉田万三さんは候補者にふさわしい」、浅野氏を応援する人たちが2月に開いた集会で吉田さんの発言を聞いての感想が、この人たちのHPで紹介されていました。

「でも共産党の推薦だから」という声を、限界を、枠をのりこえることができたら、都政は本当に変わると思うのです。

(黄梅が今日、開花しました)