コラム
【07.03.04】上野に日本一豪華?な駐車場は必要か
上野に日本一豪華?な駐車場は必要か
春うららの日曜日、台東区を一日中まわりました。
お寺が、あっちにもこっちにも。
人々が暮らす町とお寺が同居している、町の歴史を感じさせる町並みです。
来週から区議会議員・区長選挙が始まる台東区。区政の大問題が建設中の上野地下駐車場です。
上野から御徒町に向かうあたり、実際に工事の真っ最中。
ところが、予算があまりに高い。
300台の駐車所に、総額309億円、一台あたり1億円以上!
この駐車場をめぐって、区民のみなさんのすばらしい運動が広がりました。
区議会で決まってしまったからとあきらめない。
監査請求の署名8000人分が提出されて、住民監査要求が通ったのです。
議会では、自民・公明・民主も与党。
日本共産党が10年がかりで追及、住民に知らせ、署名にも議員も支部も一生懸命とりくんだそうです。
商店街を一軒、一軒まわり、説明する、署名を集める、運動をよびかける…。
日本共産党と区民が力を合わせれば、
区民のみなさんが「決まったことだから」とあきらめずに立ち上がれば、
政治を動かす一歩が開かれる!
街頭演説に集まってくださったみなさんの顔にも、元気な明るさが感じられました。
台東に必要なのは、日本一豪華(ではないかと思いますが)な駐車場ではありません。
支えあって暮らしてきた町のあったかさを区政にも広げること。
上野公園、浅草寺雷門前、谷中銀座の坂の上…
むかしながら路地の商店街、小さな神社。
今度は宣伝カーではなくて、ゆっくり歩いてまわってみたいですね。