コラム
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【07.03.02】都知事選挙に出るの?出ないの?
都知事選挙に出るの?出ないの?
夕方、革新都政をつくる葛飾の会のつどいに向かう途中、「間もなく浅野氏の記者会見」というニュースが入りました。車中、予定時間より遅れて始まった記者会見を聞いてみると…。
出馬するとは明言せず、「一体なんのための記者会見なの?」
連日、マスコミに登場するためのやり方なのかしらと、勘ぐってしまいます。
オリンピック招致について「巨額を投じてやるべきか検討したい」
医療や福祉、災害対策が喫緊の課題ではないかと、感想を述べるように言っていました。
片や石原都知事、突然、低所得者の高齢者には都民税を軽減する、と発表。
これまで日本共産党と、革新都政をめざす陣営が、大型開発からくらし優先へと訴え続けてきたことが、すでに他陣営に大きな影響を与えているのです。
しかし、日本共産党も吉田万三さんも、いまだ無視。
葛飾でのつどいでは、「日本共産党だけで勝てるのか」という声にこたえるつもりで、こういうあいさつをしました。
「私たちも日本共産党だけで都知事選挙をたたかうつもりはありません。
多くの都政を変えたいという都民といっしょに力を合わせるのです。」
浅野氏についても、宮城県知事時代の資料をみるほどに怒りがわいてきます。
「改革」だといって、県の障害者施設を解体する、ひとり親家庭の子どもへの入院給食費を有料化する、敬老見舞金も廃止…。
一方で、船の来ない巨大港、必要のない空港アクセス鉄道の建設など、大型開発を聖域化。
その結果、県財政は借金が倍加(7000億円→1兆4000億円)。
石原都政とどこが違うのでしょうか。
さらに県議会での論戦を見てみると、
障害者自立支援法案に反対の態度を示すべきと求める共産党県議の質問に対して、「早期成立を期待する」と答弁しているのです。
この人には、苦しいものの立場はわからない。
記者会見と重ねてみると、言行不一致に怒りがこみあげます。
足立区長時代の吉田万三さんとの実績の違いは明らかです。
区のホテル建設という大型開発を白紙撤回させ、少数与党の議会、抵抗勢力だらけの区の役人、という状況でも、くらし優先を貫く。
それは、大変な労苦をのりこえてのことです。
事実を伝えましょう。
そして、日本共産党と都民の共同を妨害するものをとりのぞいていきましょう。
つどいには、TBSの取材陣が吉田さんにくっついていました。
終了後、テレビでよくみるキャスターがインタビューしていました。
偏見をとりのぞき、まっすぐに報道してほしい、心から願います。