コラム
【07.02.01】柳沢厚生労働大臣の辞任を求めて
柳沢厚生労働大臣の辞任を求めて
急に北風が冷たくなった夕方、新宿駅東口へとかけつけました。
柳沢厚生労働大臣の辞任を求める緊急街頭宣伝です。
宣伝カーに乗り込むと、志位委員長の姿が目に飛び込みました。
日本共産党の女性議員の街頭宣伝と聞いていたので驚きましたが、「謝罪」で済ますわけにはいかないことの重大性をあらためて感じました。
少子化の問題を語り、女性について話をするときに「産む機械」という言葉が飛び出す。
普段から「男尊女卑」に近い考え方がなければ、出てくるはずのない言葉です。
少子化は深刻な問題です。
その解決には、様々な状況にある女性たちに心を寄せることが何よりも大切だと私は思います。
少しでもそういう気持ちがあれば、「産む機械」などという言葉が頭に浮かびようがないではありませんか。
これまで自民党政治のもとで、女性たちは都合よく扱われることが多々ありました。
「子どもは3歳までは母親が育てるべき」という3歳児神話、これが保育所整備を遅らせる理由にもなりました。
働く女性たちは、「小さい子どもを預けるなんて」という言葉に傷つき、また、保育所に入れない深刻な事態に苦しんできたのです。
少子化が懸念され、これからは女性も労働力として必要といわれると、今度は、深夜労働禁止をなくし、「男性並みに働け」と追いやられる。
今、24時間営業、深夜営業のスーパーやファーストフード店が次々に増えていますが、女性の深夜労働が解禁されたことが大きな影響をもっているでしょう。
今度は、「産めや増やせや」なのでしょうか。
怒りが広がるのは当然です。
女性の健康、妊娠、出産、子ども、すべてにもっとも関わる厚生労働大臣の仕事。
柳沢氏がまったくふさわしくないのは明らかです。
辞任を、という声を大きく広げていきましょう。