日本共産党 田村智子
コラム

【07.01.29】漫画家の原田智子さんと

漫画家の原田智子さんと

緒方靖夫さんの紹介で原田智子さんと懇談することができました。
緒方さんおすすめの小さな中華料理店で、大いに食べ、大いに語りました。

10年前に、赤旗日曜版に原田さんの漫画が連載されていました。
おばあさんと孫が、様々な生き物を通じて交流する――ほのぼの路線の話かと思ったら、両親との反目、社会への批判が次々に出てきて驚きながら読んだ覚えがあります。

緒方さんとの出会いは、原田さんの作品を出版社が勝手に手を入れて掲載したこと、だと初めて知りました。
「作者の人格を否定するのも同然」と裁判にも訴えたけれど、大企業相手の裁判は、作家の社会的立場の弱さを痛感することばかりだったようです。

行き詰って相談した先が、緒方さん。
自宅への盗聴問題で、公安警察を相手に裁判闘争をしたことから、人権問題に詳しいと思ったそうです。

芯の強さとともに、人間だけでなく生き物、命あるものへの愛情がいっぱいだということもよくわかりました。
子どもたちへの文化があまりに貧困。
虐待や今の学校をどう変えることができるか。
競争ばかりが最優先される資本主義社会が行き詰っているのではないのか。

時計をみてびっくりするほど時間がたっていました。
どうやって広い方々に日本共産党や田村智子を知ってもらうか…。
いろいろな刺激をうける、楽しい時間でした。