コラム
【07.01.22】「早寝早起き朝ごはん」は何のため
「早寝早起き朝ごはん」は何のため
山手線に乗って広告を見上げたら、「早寝早起き朝ごはん」の文字が目に入りました。
文部科学省も旗振り役になって、「国民運動」を推進しているとか。
私も「早寝早起き朝ごはん」の習慣は大切だと思っています。
けれどこの広告、とても嫌な気持ちで見てしまいました。
「早寝の子どもはテストの点数がよい」
「朝ごはんを食べる子どもはテストの点数がよい」
何かの調査をグラフにして、こう呼びかけているのです。
子どものテストの点数をあげるために、なのでしょうか?
健康のため、心身の成長のため、ではないのでしょうか。
さらに思います。
家族そろって「早寝早起き朝ごはん」が実践できるように、労働時間の短縮に真剣にとりくむべきではないのか、と。
「ホワイトカラー・エグゼンプション」で、8時間労働制さえも崩すようなことになれば、空文句にしかならないのだ、と。
スローガンと実践がかけ離れたこの政治、国民運動で正していきましょう!