日本共産党 田村智子
コラム

【07.01.19】闘ってこそ明日はある

闘ってこそ明日はある

石川島播磨重工で30年にわたって思想差別とたたかってきた労働者のみなさん。
今日、会社側と和解調印が行われました。
私も調印式後のレセプションにかけつけました。

日本共産党員であるかどうか、党の支持者であるかどうか、労働者一人ひとりのリストをつくり、昇給・昇格の機会さえ奪う。

差別的な扱いはそれにとどまりません。
「あいつとは口をきくな」「社内行事に参加させるな」等々。
あってはならない人権侵害が会社の指示で行われてきたのです。

民青同盟の中央委員会に勤務していた20代の終わり、直接、差別と闘う労働者の方から話を聞く機会をもちました。
ショックだったのは、この差別が子どもに対してまで及んでいたということ。
社内の運動会などで家族ぐるみで無視される――なぜそこまでひどい仕打ちができるのか!

「闘ってこそ明日はある」を合言葉に運動が受け継がれ、裁判でも勝利。
今日の和解調停では過去の問題だけでなく、今後思想差別は行わないとの約束も明確になされたといいます。

本当に闘ってこそ正義が貫かれる、闘ってこそ憲法が掲げる理想が実現する、あらためてかみ締めました。
会場にははちきれんばかりの笑顔がいっぱい。
エンディングの『がんばろう』は、私も壇上で腕をくみながら元気いっぱい歌いました。