日本共産党 田村智子
コラム

【07.01.17】ヤギや牛が暮らす東京農工大学にて

ヤギや牛が暮らす東京農工大学にて

雨が降り出した夜、農工大学のキャンパスに入ると、身体をよせあう小さなヤギたちが目に入りました。
「ヤギがいる!」「あっちには牛も」

ヤギが下を向いて目を閉じている姿は、絵本『あらしのよるに』の挿絵を思いださせます。
獣医学部のみなさんが世話をしているとか。
毛並みもきれいで、そばに行ってみたくなります。

見学に来たわけではないので、党学生支部主催の演説会の会場へ足早に向かいました。
生協の会議室、入る前に食堂のメニューをみると…
200円台のメニューがずらり。私が学生時代よりも安いのでは?

物価は安定する中で、学費だけが突出して値上げされていることを実感します。
私の学生時代、早大文学部は授業料30万円代でした。
今、国立大学でも授業料は85万円! まさに異常な値上げです。

憲法や平和の問題、税金の集め方・つかい方、資本主義社会の問題などなど。
話し終わって、30分間でぎゅうぎゅう詰めになってしまったかな、思いながら質問タイムへ。

日米軍事同盟を土台としていていいのか、という話をしたことに、「食糧や農業の問題でもアメリカとの関係が深刻なのでは。日本の農業をどうするか」という質問。
安い輸入食品にどう対抗するのか、「農業予算を増やすべきです」と答えると、安心したような笑顔が返ってきました。

環境問題への質問も。
自分たちの学んでいる問題への真剣な姿勢が伝わります。
私も自分の勉強がまだまだ不足していることを感じました。

学び、学んだことを生かし、社会にはたらきかけ、また学ぶ。
これは生涯続く、学びの道なのだと思います。