コラム
【06.12.16】青年と日本の政治を語り合いました
青年と日本の政治を語り合いました
千代田かえるネット(日本共産党一緒にと政治をかえようという集まり)のみなさんに招かれて、日本の政治を大いに語り、話しあいました。
私が45分間話した後に、グループ討論。
4,5人ずつのグループですから、まさに全員参加の討論です。
私もその一つに加わり、みんなの意見や感想を聞いていました。
このグループで話題が集中したのは、日本の財政赤字770兆円をどうするか。
「どうしようもないでしょう」としか結論がでない、というのが青年たちの学習の結論だったそうです。
本当にここまで赤字をつくってきた自民党政治には、私も憤りを抑えられません。
「そういう政治を容認してきた国民にも責任はあるのでは?」との厳しい質問も。
けれど、その責任を取る必要があるから、消費税はじめ庶民増税や負担増を認めるわけにはいきません。
「個人のローンとは違うし、借金をすべてなくさなければいけないわけでもない」
「借金の原因、責任をはっきりさせれば、どう解決するかの原則がみえるのでは」
などなど、私も持てる知識を総結集させて討論に加わりました。
青年たちが日本の将来を真剣に話し合う姿は、日本の希望そのものです。
会場を去ってからも、もっと青年たちと話し合いたい気持ちになりました。
「非正規雇用は、硬直した働き方をなくしたり、コスト削減のために必要では」
「国の借金を考えると、国民への増税も最後には必要では」
「一人ひとりの能力に応じた教育は可能なのか」
こうした疑問に、どうこたえるか…。
答えは一つではないでしょう。討論するなかでみえてくる政策もあるでしょう。
けれど、私にとって考える上で、譲るわけにはいかない立脚点があります。
「人間の命を奪うことや、尊厳をきずつけることは、何があっても選ぶ道ではない」
この理想だけは貫き、実現のための努力を一つひとつ重ねることで、未来は拓けるのではないかと思います。