コラム
【06.12.15】狛江市長の涙が語るもの
狛江市長の涙が語るもの
夕方、野党が最後まで教育基本法改定法案の成立をさせないために手をつくすなか、私も新宿駅で訴えていました。
「国民の声に誠実に耳を傾けず、法案を押し通すならば、国民の代表としての資格が問われるのではないでしょうか」
夜、狛江市での演説会。
電話で国会の状況を尋ねると、午後6時頃、本会議で可決との情報。
「悔しいですね」と演壇から会場のみなさんに。うなずいて、熱い眼差しを送る方々の姿に胸が熱くなります。
「でも、追い詰められたのは自民・公明・安倍政権ではないでしょうか」
教育基本法をめぐって、こんなに国民のなかでの議論が進み、政府のやり方に異議が高まったことをみても、これで終わりではないと思います。
この私の出番の前に、矢野市長が演壇に立ちました。
日本共産党の市議から市長となり、市民参加の市政へと努力をしてこられたことがよくわかります。
けれど、国の地方交付税削減が、市財政を厳しくしています。
値上げをせざるをえない分野がある、このことに声をつまらせて報告する姿。
市民によりそっているからこそ、その痛みがわが事として身に迫ってくるのだと思います。
国政を変えなければ。
社会保障の切捨て、暮らしの切捨て、地方の切捨てをやめさせなければ。
舞台の袖で、矢野市長の姿をみながら、強くつよく心に誓いました。