日本共産党 田村智子
コラム

【06.11.24】中小企業の経営者のみなさんと

中小企業の経営者のみなさんと

東京産業人懇話会(中小企業の経営者のなかの日本共産党後援会)の総会で「記念講演を」と、たっぷり話をする機会をいただきました。
初めて伺う「会」でしたので、事前に資料をいただき目を通しました。

中小企業の経営者のみなさんが、企業の健全な発展のために様々な努力をされていること、政治社会の問題も研究し声をあげていることなどを学び、大変勇気づけられました。

「記念講演という格調高い話にはならないかと思いますが」と前置きをして、私の決意をこめた話をしました。
使い捨て雇用を大企業が率先して進めるなかで、中小企業が常用雇用者を減らさずにがんばっています。
日本の経済の健全な支え手として、中小企業の役割の大きさも実感をこめて話しました。

「従業員との健全な関係をどう築くか」、30年前からの研究と実践があることも、この集まりで教えていただきました。
「労使関係をパートナーととらえる」――未来社会の展望にもつながると思います。

「街づくり」と自社経営を結びつけていくなど、企業の社会的役割を自覚しての活動もとりくまれてるそうです。
「儲ければ何をやってもよい」「株価をあげることが最優先」、こんな政治や大企業のやり方と、どちらが道理があるのかは明らかでしょう。

中小企業から学ぶことがたくさんある、実感した一時でした。