日本共産党 田村智子
コラム

【06.10.24】寒風を吹き飛ばす高齢者大会

寒風を吹き飛ばす高齢者大会

木枯らし1号ではないのかと思えるほどの寒さ。
そのなかで、東京高齢者大会が元気いっぱいに開かれました。

オープニングの合唱団、「80歳、まだ若い 90歳、まだ若い」の歌声に会場に響き渡る拍手。
楽しい歌で私も覚えたくなりました。

「ひとりぼっちの高齢者をなくそう」と全国高齢者大会が開かれたのが20年前。
私も、一人暮らしの高齢者のお宅を訪ねる機会がたびたびあっただけに、このスローガンが胸に響きます。
凍えるような寒い冬の日、暖房もつけずに部屋で外套を着込んでいた方は、度重なる負担増で今どうしているだろうと思わずにいられません。

一人暮らしだけれど一人ぼっちではない、力を合わせる仲間がいて、政治に大いに物申す、それが生きる希望や元気につながって、社会を変える力になるでしょう!

こんな思いをこめて「来賓あいさつ」を終えて、舞台袖に向かうと、これから登場する徳光和夫さん(テレビでおなじみのアナウンサー)とすれ違いました。
大会実行委員長の教え子、というつながりで記念講演をひきうけてくださったそうです。

せっかくの機会だからと、会場の後ろでお話を聞きました。
笑いがいっぱいの話には、話し方として学ぶことがたくさんありました。
この方がとても優しい、人情味あふれる方だということも。
政治的な立場はかなり違いましたが、こういう方と、日本の政治や将来について本音で話し合い、考え合うことが、大切なのではと、つくづく思うひと時でした。