日本共産党 田村智子
コラム

【06.10.03】久しぶりに、学校で「読み聞かせ」

久しぶりに、学校で「読み聞かせ」

娘の1年生のクラスで初めて「読み聞かせ」に参加しました。
1ヶ月も前から娘と二人で楽しみにしていました。
午後の授業の前の10分間。何を読みたいか、読んでほしいか、二人であれこれ考えました。

5年前は、朝の15分間でした。時間が短くなったうえに、働く親は参加しにくい昼間の時間になってしまい、残念でたまりません。
(始業前の朝の時間はドリルタイムになったとか。子どもたちは学校の楽しみが増えているのか、減っているのか…)

本棚からあれこれひっぱりだしては、タイムを計りながら試しに声に出して読んでみました。
選んだのは、『まどをトントントン』という絵本。(後日、絵本コーナーで紹介します!)

アリクイやクマ、ワニが部屋に入ってくる場面に子ども達から「ワー」「デカイ」と声があがって、読み手にとっても大満足。
私がかかげる1冊の絵本に見入っている30人の子どもの顔は輝いていました。

教育行政に関わる人も、こういう体験しているのでしょうか。
子どもたちが「楽しい」と感じることに、どれだけ集中しているか、
「楽しい」と感じたり、大人に認められたとき、どれだけ嬉しそうな笑顔をみせるか――学校のクラスのなかに入らなければわからないことだと、つくづく思います。

またの機会があることを心から願って、子どもたちと「ありがとう」の言葉を交わしあって教室をあとにしました。