日本共産党 田村智子
コラム

【06.09.30】運動会、そして板橋へ

運動会、そして板橋へ

お天気に恵まれて、子ども二人ははりきって運動会に出かけました。
縦割りのクラス対抗、兄は赤組、妹は青組。
毎年、熱心に息子のチームを応援してきた私ですが、今年はおとなしくしていようと、心に誓って学校に向かいました。

1年生のかけっこ。家を出かける時から心臓がバクバクだった娘。
のびあがって、前の方の組がスタートするのを心配そうな顔でみています。
それでも、私の姿を見つけると笑顔で手をふっていました。

5年生の徒競走。息子は私がわかっていても、視線を向けようとしません。
緊張で顔がこわばっていました。
走るのは得意、でも早い子が集まる組で走れば負ける、それがわかる年頃になったのです。

勝ったチームの歓声、負けたチームの悔しそうな顔。
真剣な演技と終わった後の嬉しそうな誇らしげな表情。
この一日でどんな思いが子どものなかに育っていくのでしょう。

運動の会の最後の方は残念ながら見ることができませんでした。
板橋での「囲むつどい」へ。
1位を競い合う赤組と青組がどうなったかな、と時折思いながら移動しました。

板橋の「女性のつどい」は、お互いに熱い思いで話ができてとても素敵な集まりでした。
元区議さんから、ご自身と子どもさんのことが紹介され、「子どもさんとの関わりは?」と質問をいただきました。
息子のリレーをみてやることができなかったという思いが瞬間こみあげました。
多くの女性が、子どもとともに苦労してきたんだよな、という思いも。

「子どもには寂しい思いをさせることがあると思います。その時は、正面からごめんねと言います。だきしめます」――そんな答えを考え考えしていました。

さて、帰宅してみると…。
「リレーは1着だったよ」、親が見ていても見ていなくても、仲間といっしょに喜び合えた満足感が充分に伝わる息子の顔。笑顔がいっぱいの娘。
親が思うより子どもは強いのかな。これから数日は、我が家で運動会の話が楽しく続きそうです。