コラム
【06.09.23】青年雇用のシンポジウムで
青年雇用のシンポジウムで
「若者の雇用と人間らしい働き方を考えるシンポジウム」、会場いっぱいの140人(ほとんが青年層)が集まりました。
青年の「使い捨て」を許さずに運動する、首都圏青年ユニオンの伊藤さん、
弁護士として労働相談の解決にあたる佐々木さん、
そして、長年、ヨーロッパの労働運動について研究されている宮前さんという、
最前線で活躍されている方々と並んで何を発言するのか、だいぶ検討を重ねました。
実態が深刻なだけに、勇気がわく政策提言をしたい、若者が社会に必要とされていることをメッセージとして伝えたい――こんな思いが届いたでしょうか。
会場からの青年たちの発言もすばらしかった!
企業の違法を許さないために、働くものの権利を知らせようと、果敢に自治体にも申し入れる姿は頼もしく、私も勇気がわいてきます。
大手運送会社Kが、社会保険に加入させずにすむように、バイトの継続雇用は2ヶ月しか認めない(2ヶ月を過ぎると加入義務が生じるため)、
下水道の管理が、下請けを繰り返され、現場には正社員は一人もいない、など自分の体験にもとづく告発もありました。
なかには、「なぜ企業は違法なことまでするのか」という素朴な疑問も。
この疑問にこたえるなかで、違法を生み出した、政治と社会の問題も深めることができました。
質問してくれたのは、こういう集まりは初めてという男性。終了後、「とてもよい質問をありがとう」と声をかけました。
このシンポジウムの内容は、何かの形で、このHPでも紹介しようと思います。
乞うご期待!