コラム
【06.09.23】早稲田のOB・OGのみなさんと
早稲田のOB・OGのみなさんと
「政治革新をめざす早稲田OB・OGの会」が、励ますつどいを開いてくださいました。
久しぶりに大隈講堂の脇を通り、初めて、ガーデンバレスというところに入りました。
私が卒業してからのキャンパスの変わりようには、見るたびに驚かされます。
学生がわさわさとしていて、古くから町と一体という大学の様相が、きれいなキャンパスへと変わっていくことどうとらえるか…。
80年代後半、いっしょに学生運動にとりくんだ仲間たちとも久しぶりに顔を合わせました。
学費値上げ反対の運動では、運動をねじまげる暴力集団が学内にいたために、私たちは相当苦しめられました。
暴力をいっさいゆるさず、学生の自治の権利として運動をすすめようとすると、執拗に私たちを「つぶす」攻撃が行われました。
学内で宣伝をするときだけでなく、友達と話をしているときにも、突然わりこんできて議論をふっかけようとする、無視すれば罵倒される――なぜこんなことをするのか、こんな非人間的なことがなぜできるのか、悔しくて涙を流したこともありました。
でも、私たちは明るく活動していたんだな、とあらためて思いました。
だから、今集まれば、当時のことを笑いながら、気持ちを大きくもったまま話すことができるのでしょう。
学生時代は、苦しいときには「いま自分がこの小さな空間でがんばることにどんな意味があるのか」と思ったこともありました。
私も知らない先輩たち(集まったのは圧倒的に知らない世代の方でした)、私たちの後に今、大学でがんばる後輩たちが一同に集まっているのをみて、
小さな運動がつながって、つながって、政治をかえようと志す人の波がつくられるのだな、と実感しました。
歌詞が時々出てこなくなる校歌を唱和し、たくさんの早稲田関連グッズのプレゼントをいただき、あたたかい寄せ書きも手渡され、感慨いっぱいで早稲田をあとにしました。
みなさん、本当にありがとうございました。