コラム
【06.09.06】赤ちゃん誕生に思うこと
赤ちゃん誕生に思うこと
朝からニュースは、一人の子どもの誕生を報じ続けています。
出産は嬉しい出来事です。それは、皇室であろうと、なかろうと、新しい命の誕生はすばらしいこと。
けれど「人間の平等」ということを思わずにはいられないのです。
一人の子どもの出産に10人以上の病院関係者が立ち会ったそうです。入院費用も出産費用もなんの心配もなく、大切に大切にこの世に生まれた命。
この世の中のすべての母子がそうであってほしいと思います。(10人もの人に囲まれる必要はありませんが)
一人ひとりの子どもがすべて、なんの心配もなく、ただただ祝福のもとにだけ生まれてくることができれば、と。
人知れず産み落とされ、一日足らずで命を落とす赤ちゃん、充分な医療体制がなかったために命をつなぐことのできなかった赤ちゃんがいることも、思わずにはいられません。
「男の子でも、女の子でも、障害をもっていても、そのすべてを受け入れようと思ってきた」という、言葉には、特別な立場におかれたがゆえの苦悩もまた感じられます。
「健康な男の子が望ましい」という声にならない声が、とりまいていただろうと思えます。
日本の将来には、そんな大人の意図、社会の意図に左右されずに、どの子どもも等しく受け入れられる世の中であってほしいと、また願わずにいられません。
テレビやラジオが同じニュースを繰り返すもと、私は下町・荒川区内で、重税や負担の苦しみを押し返そうと、力いっぱい訴えていました。