コラム
【06.07.23】高尾山の天狗パレード
高尾山の天狗パレード
里山として類まれな自然の宝庫、高尾山。
1985年に突然、この山をぶち抜いてトンネルをつくり、高速自動車道路・圏央道を通すことが発表されて以来、地域のみなさん、高尾の自然を愛するみなさんが、「トンネル反対」「高尾山を守れ」と運動を広げてこられました。
22回目を迎えた集会、緒方靖夫参議院議員の代理としてあいさつにたちました。
3月に高尾山のすぐそば、八王子城跡トンネルの掘削現場と滝枯れの現場を視察していたので、「トンネルを掘らないで」という思いも積もります。(3月13日参照)
水が枯れた川は瓦礫の道。トンネルの軌道をはずれた上流にはせせらぎの音があたりに響いていた。
山の死ぬというのは、こういうことかと実感した。
昔ここには川があったんだよ、滝があったんだよ、と子どもに言うことのないようがんばりたい。
あいさつの後は、お祭りの雰囲気も満喫。
高尾山ゆかりの本を買ったり、高尾の杉でつくった小物を買ったり。
みなさんからもあたたかい声をたくさんかけていただきました。
天狗のみこしを担いでのパレード。
「こんにちは」と手をふると、家の前に出てきて笑顔で手を振り返す方。
大きな天狗と「わっしょい」の掛け声に、一緒に歩き出す子どもの姿も。
八王子城跡トンネルが山の水枯れを起こしていることを半ば認めながら、高尾山へのトンネル掘削にゴーサインを出した国土交通省。
取り返しのつかない道を進もうというのでしょうか。
運動も正念場、決してあきらめずに、顔をあげて元気に進みましょう!