日本共産党 田村智子
コラム

【06.05.28】人形町、勝ちどき橋、佃島・・・

剣道の大会に行く息子に弁当をもたせ、夫と娘に「行ってきます」と声をかけて、雨のなか出かけました。
娘は「行かないで」とぐずっていましたが、カバンに手作りマスコットをいれて「早く帰ってきてね」と渡してくれました。

オフィスビルが立ち並ぶ中央区での街頭宣伝。昔も今も、東京の「中心地」であることがわかります。
日曜日なので、町は静か、平日には見えない「住民のみなさんのくらし」が見えるようです。
晴海方面に向かうと、今も高層ビルの建設ラッシュ、という風景。
東京オリンピック招致のために、また大規模開発も狙われているといいます。臨海開発の破綻をどう考えているのでしょう。

朝から、夕方までの宣伝をおえて、月島地域の小集会に参加しました。
商店街の中にある鞠子区議の事務所。下駄屋さんだったという建物は土間があり、なつかしい雰囲気がします。
「昔からのお店はつぶれて、もんじゃ焼きの店ばかり増えていく」
月島といえば「もんじゃ」と私も思っていましたが、昔からの町並みがだいぶ変えられていたのですね。

「昔ながらの近所付き合いができて、ゆっくり暮らせる町にしたい」、そんな思いがそれぞれに語られました。
介護の心配、くらしの苦しさ、「おぼっちゃんばっかりの政治家が、自分のふところを肥やすためにやってるような政治はダメ」と批判も痛烈。
こんな政治ではだめ、ひどいくらしを我慢させあきらめさせる政治に、どうやって声をあげようか、みんなで考えあい、励ましあう1時間でした。

「子どもさんも待っているでしょう」との声に、「でも、こうやって応援してくれているんです」とマスコットを見せると、笑顔が広がりました。
「子どもさんにもどうぞ」と、老舗のあんみつを手渡され、人情たっぷりの町をあとにしました。