コラム
【06.04.16】武蔵小金井駅南口、あまりのずさんな再開発計画
今日は、小金井、国立、国分寺をまわり街頭演説や「党を語る会」で話をしました。
それに先立って、午前中は武蔵小金井駅の再開発問題で視察をしました。
驚いたのは駅前に土地を持つ個人や会社にほとんど説明もなく、合意も求めず、再開発へと突き進んでいることです。
「私道」の地権者に何も説明のないまま、「市道」とすることを「決定」してしまったという経過。
これも再開発促進をすすめる法律によって「可能」なのです。「でも、一般的に合意をとりつける努力をするのが他の自治体」と市議さんが説明してくれました。
駅から徒歩5分ほどにある市公会堂、駅前に移す計画だといってすでに閉鎖してしまったのですが、いつ駅前の工事が着工するかもまだはっきりしません。
そのうえ、駅前は土地が高いからといまより敷地面積を大幅に削り規模縮小をするというのですから耳を疑います。
当面、成人式も学校の体育館を借りなければならないとのこと、この計画性のなさ、いったいどうなっているでしょう。
この計画をがむしゃらに進めるために、駅前商店会は道路をはさんで駅よりは店じまい、反対側はそのままという状態になり、商店会の団結も崩されているとのこと。
電気店で店主に話を聞くと「いったい誰のための再開発なのか、お店の人たちも、お客さんも今のままでいいのにと言っているんですよ」と怒り心頭の様子。
住民の意見も聞かず、合意ももとめず政治がすすむ、これが民主主義の社会なのでしょうか。
強権的な再開発を可能にした国の政治の責任も問われなければなりません。