コラム
【06.04.13】杉並の町をめぐりました。
宣伝カーで町をまわるのは大好きです。窓から手を振るとどんな顔をむけてもらえるか、町で話をするとどんな風にきいてもらえるか、政治の風を垣間見ることができます。
昨年と大きく違うのは、構造改革への疑問が大きく広がっているのでは?と感じることです。
格差や貧困の問題、どうしても政治と切り離すことは出来ません。相次ぐ増税、負担増を痛感する人が広がっていることもわかります。
そして若い人の関心の向け方も。
不安定雇用をつくりだしたのは、構造改革を旗印とする政治だと伝えると、驚くほどまっすぐな視線が若い人から向けられることがたびたびあります。
桜の花びらが舞い散る団地での訴えは、たまたま散歩に出られた様子の高齢の男性がベンチに座って聞いていてくれました。
話し終えて10メートル以上はなれたベンチまで駆け寄ると、笑顔でチラシを受け取ってくださいました。
車で走り去るときには、団地まわりを清掃作業していた男性が手を振ってくださいました。
訴えが届いたのかなと思える瞬間です。
ニュースでは、教育基本法を変える案がまとまったと報じられ、とうとう「国を愛する」ことを法律に明記するといいます。
「愛」は教え込まれるものでも、強制されるものでもありません。様々な体験のなかで、個人が自ら培い養うものです。
なぜ「国への愛」を法律に書き込むのか、徹底的に追及していこうではありませんか。