日本共産党 田村智子
コラム

【06.04.12】新学期は新たな緊張があるのだと実感しました。

昨年度、学童保育から「卒業」した息子は、1年間ほとんど自宅の鍵を忘れたことがありませんでした。
休日に私と一緒に出かけるときでさえ、自分のカギを持って出るほど。
ところが、5年生になったとたん鍵を忘れたというSOSが、今日でなんと3回目。

2回目までは「何やってるの!」というやり取りでしたが、こう続くと、これは「何かある」と思わざるをえません。
SOSの電話に「こんなに何度も忘れるなんて今までなかったけど、どうした?」と尋ねてみたら、1年生の妹を連れて遅れずに行くことで頭がいっぱいになっていたようです。

やらなければならないことが多くなれば、何かが抜け落ちてしまうのは、私も何度も経験したこと。
優先順序は、1「妹を連れて行く」、2「遅れない」、3「鍵を持って出る」ということなのでしょう。
出かける前から、妹の世話をやいていた息子の姿が思い浮かびます。

幸い、早めに帰宅ができたので、家の前で少し待つだけで大丈夫だった様子。
私の顔を見たとたん「迷惑かけてごめんなさい」と言われ、「大変だったよね。1年生を連れていくのだけでも気を使うものね」と叱らずに鍵を渡しました。
お兄ちゃんがいるからと、新1年生の娘を任せていたところがありました。半分以上、親の責任もあるよなと、反省する事件でした。