日本共産党 田村智子
コラム

【06.03.17】秋葉原の電気街、中古オーディオの名店へ

いま大問題になっている中古品も、PSEマークがなければ4月から売り買いできなくなる問題、現場の声を聞こうという行動です。
笠井あきら衆院議員とともに訪ねたお店、どこもレコードプレーヤー、オープンリールなど懐かしい品物があります。
製造していないのですから、手に入れようと思ったら中古品を扱う店に行くしかありません。

このことが報道で知られるようになると、お店のファンが駆けつけているそうです。
「がんばって続けてください」と。
「先日も、昔、子どもの声を録音したのを聞きたいからと、オープンリールのプレイヤーを買っていったお客さんがいます」
「私たちが知ったのは2月に入ってから。店員にやめてもらわざるをえなくなりました」
政府の不手際は明らかなのに、「法律で決まったことだから」と廃業に追い込む仕打ちをする、どうしてこんな道理のないことがまかり通るのでしょう。

ビンテージといわれるステレオでの演奏を聞かせてくださったお店もあります。
室内がコンサート会場になったような響き。
中古品は文化だ、という思いが胸に満ちていきます。
文化を理解せず、廃棄させるような政治に決して未来はありません。