日本共産党 田村智子
コラム

【06.03.06】保育園、最後の保護者会

午後、圏央道の八王子トンネル工事現場を視察の予定が、国土交通省の土壇場のキャンセルとなり(3日の「出来事」参照)、欠席の予定だった保育園クラス懇談会に行くことにしました。
喜んだのは娘。「ほんとに来れるの?」と何度も聞かれました。
懇談会の最後に、子どもたちが楽器演奏を披露することになっていたのです。

入学前の懇談会、学校生活への期待と不安が親にもたくさんあります。
共通しているのは、「和式トイレで用がたせるか」ということ。4年前の息子のときもそうでした。
トイレ改修への国庫補助を前進させてきたのは、保護者の運動と、国会での日本共産党の度重なる要求でした。
きれいになったトイレの視察も、秘書時代にやりました。本当に明るく、楽しく、使いやすく、学校が楽しくなるようなトイレでした。

しかし、なかなか普及しない。「和式の練習を」と言われても、いったいどこで。出かけたときに練習させて失敗したら、大変な手間がかかります。
せめて半分は洋式トイレにならないものか、声をあげなければいけません。

自分の名前がひらがなで読んだり、書いたりできるか、着替えはどうか、早寝早起きの習慣は・・・。
突然、子どもの生活を変えることはできないもの。ゆっくりでも大丈夫ですよ、という学校側の余裕がほしいとろこです。
子どもの成長を一つひとつ見届けることが基本、これは保育所に共通しているように思えます。
ところが、学校に入ったとたんに、一人ひとりの成長より、学校にあわせる、カリキュラムにあわせる、多少の無理は承知の上になっているのでは?

いろいろあっても子どもは育つ、親がしっかりネットワークをつくって、みんなで見守っていきたいですね。
懇談会が終わると、ちょうど午睡の終了時間。
子どもたちはみんな嬉しそうに、得意そうに楽器演奏を見事にやりとげていました。