コラム
【06.02.24】「政治が理想を語るとき」と大田区の学習会で
午後から大田区をかけまわる一日。
産業振興の関係団体を訪ねたり、町工場の現場で業者運動のお話をお聞きしたり、大田の新婦人のみなさんと懇談したり。
とても中身の濃い一日でした。
勉強になったのは蒲田民主商工会の会長さんからお聞きしたお話。
中小・零細業者が、日本の最先端の工業を支えている、ところが親会社との力関係でまともな工賃を手にすることができない。
「下請け2法」に罰則規定がない----法があっても守られる保証がないのです。
そのなかでも、業者は知恵を出し、調査をし、行政にはたらきかけて振興策を求めていることもよくわかりました。
こんな話をお聞きした後、後援会のみなさんの主催する学習会の講師を務めました。
「日本共産党第24回党大会と綱領」がテーマ。私流に言い換えれば、「どんな日本をつくるのか」。
構造改革のゆがみを身近な問題から見つめ、新しい政治への展望を語りました。
「政治が理想を語らないで、誰が理想を語るのか。理想の実現をめざす党がなければ日本はどうなるのか」
そんなしめくくり。
質問コーナーでは、大学の卒論テーマ、芥川龍之介のことまで聞かれてちょっとあわてましたが、楽しく語り合うひと時でした。
帰りにみなさんと握手をすると「おおいに理想を語ってください」と激励の声も。
雨のなか、心は晴れ晴れとする一日でした。