コラム
【06.02.20】20年来の運動の成果を目の当たりに
東大駒場キャンパス。一番奥に、グランドが広がっています。
ラグビー場の赤土が周辺に飛び、風の強い日にはホコリ被害が住民の悩みの種だったそうです。
「ホコリ被害をなんとかしてほしい」「芝生にはできないのか」
住民の要望を受けて日本共産党の地元区議が松本善明元衆議院議員といっしょに、繰り返し国にも、東大にも要望をしてきたことが、ようやく実現するようだ、というので、現地視察に行きました。
教養学部の施設整備担当の方が、ラグビー場を前に説明をしてくださいました。
「長年にわたって住民のみなさんからの要望があると聞いていましたから、なんとかお答えしたかった」
予算が厳しい中、人工芝で覆う工事が始まっていました。
住民の20年来の運動がようやく実現する、その現場になんだか胸が熱くなりました。
キャンパス内には植樹も多く、手を入れなければ荒れ果てた印象をつくってしまいます。老木の伐採など、「自前でやっています」とのこと。
整備が必要な箇所を専門家の目でみて、意欲的にとりくんでおられる様子が伝わりました。
大学予算の貧困さは、荒れた大学をつくっていきます。
現場の奮闘を励ます政治にしていかなければと思います。