コラム
【06.02.18】文化後援会のみなさんの前であいさつ
日頃、音楽や演劇・映画など、いわゆる文化に接する機会がとても多いとはいえない私。
名前は新聞や書物で見たことがあるという文化人の方々の集まりで話すとなると、いつも以上の緊張でした。
自己紹介をかねて話したことは・・・
高校の修学旅行、広島の原爆記念館を見学したときのこと。
すべての展示を見終わって、出口に置かれたノートを読みました。来館者の感想がつづられたノートの1ページいっぱいに書かれていたのは、「レクイエム」の最終曲「Agnus Dei」(われらに平安を と祈る歌曲)。
合唱クラブの活動で歌ったことのある曲です。
目にしたとたんに、その合唱曲が頭の中、胸の中にあふれ出し、私は感情を抑えられなくなりました。
被爆者への思い、核兵器がいまだに増え続けているという現実への怒りとあきらめ・・・。
そんなエピソードをおりまぜて、他者への思いを育む文化の役割、弱いもの・苦しむものへの思いやりのかけらもない構造改革と対決する決意など、お話ししました。
実は、本当に緊張していて、話し終えたときには口がカラカラでした。
政治を変える活動は、豊かでなければと思います。
笑いもユーモアも、怒りも、喜びも、そして理性も。すべてを大きく育てていきましょう!