日本共産党 田村智子
コラム

【06.02.06】霜柱をざくざくふんで

寒い寒い朝、鉢植えをベランダ出しっぱなしにしてしまい、ミニシクラメンの花やマーガレットの葉が霜でやられてしまいました。
ダメになった葉や花を摘んでみると、マーガレットは小さな芽が葉の根元にたくさんついていてほっとしました。

今日は娘の病院の日。口唇裂の手術をどうすすめるか話を聞くために大学病院に出かけました。
街路樹の植えますには、見事な霜柱。ざくざく踏んだり、氷の小さな柱を手にとったり、「お土産にする」という娘。
行き帰りの道は、霜柱探しで楽しく歩くことが出来ました。

診察室では、先日とったレントゲン写真、コンピューターの画面に立体映像で出てきました。
頭蓋骨がリアルでドキッとするほど。娘も「怖かった」と帰り道つぶやいていました。

国の医療補助制度、育成医療が廃止になり、所得に応じた「応能負担」から、医療費の定率負担「応益負担」に変更されました。
口唇裂もこの制度の対象でした。歯科矯正まで必要な治療。医療の方針は医者から伝えられても、経済的にどうなるのか、いまだにどこからも説明はありません。
少子化と言いながら、子どもに対する国の医療補助まで切り捨てる、この国の政治の冷たさに悔しさがこみあげます。