日本共産党 田村智子
コラム

【13.08.02】改選に向けた3年のはじまり

衆参19人のチームワークで国会内外に変化を!

参議院選挙が終わり、臨時国会が始まりました。
参議院では、全ての常任委員会に議席を獲得! 予算、決算、憲法審査会は2議席となって、質問時間もこれまでの2倍以上になるでしょう。

私は3年間務めた厚生労働委員のバトンを小池晃さんにつなぎ、文教科学委員会の所属となります。合わせて決算委員会、東日本大震災復興特別委員会も担当します。
新しい仕事にとりくむだけでなく、3年間取りくんできた仕事も追い続けようと決意しています。
退職強要、ブラック企業、医療や介護、生活保護、保育の新システムなど、委員会での質問の機会は限られても、現場と結んだ行動はいろいろできるはず。
当事者のみなさんとの連携を今以上に強めて頑張ります。

新しい所属委員会も決まって迎えた特別国会の初日、議員団控室に新議員の仲間を迎え入れた瞬間は、不覚にも目頭が熱くなりました。
東京選挙区の吉良よし子さん、同じ担当地域の小池晃さんはもちろんですが、実は、仁比聡平さんの復活に、一番こみ上げるものがありました。

3年前、私は自分の初当選を伝えるNHKの報道を、新宿のビジネスホテルの部屋で一人でみていました。
東京選挙区での議席獲得ならず、比例は3議席。その結果にショックを受けて、倒れるようにベッドに横になったまま、ぼんやりと画面を見ていたことを思い出します。

誰かと抱き合ったり、万歳したり、そういう初当選にはならなかった、それどころか、現職の仁比さんとそろって当選にならなかったことが悔しくて、自分の当選を喜ぶこともできなかったのです。

今回の参議院選挙でも、最終盤、比例5議席に届いていないという情勢分析に、いても立ってもいられなくなりました。
絶対に現職と前職5人を当選させなければ、万歳はできない、何がなんでも比例で勝つんだ!
演説も日本共産党の議席がどれだけ威力を持つかにきりこむ中身に変えました。
最終日は、車で移動中にホームページを更新し、帰宅後も睡魔とたたかいながらこのホームページを更新しました。
一人でも日本共産党と書いてみようという人が広げる可能性があるならば、私にできることを最後まで、こんなに駆り立てれるような気持ちで最終日を過ごしたのは初めてです。

控室で仁比さんと握手をする時、思わず「お帰りなさい」という言葉が口をつきました。
初日以前から、議院運営委員会で奮闘している仁比さんにとっては、何を今更だったと思います。
でも、この一言が実は私にとっては、自分の初当選へのバンザイだったんだと思います。

少数精鋭でがんばろうと、励ましあってきた3年間。
今度は、選挙期間中、私が演説していた通り、予算を伴わない議案の提案権も獲得しました。
どんな働きができるか、どんな運動を広げられるか、一点共同が大きく広がるように、私も知恵と力を尽くします。