【13.12.03】臨時教員の不利益指摘 社会保険加入で田村議員
日本共産党の田村智子議員は11月28日、参院文教科学委員会で、臨時教員の社会保険加入資格の問題を取り上げました。公立学校における昨年度の臨時教員・非常勤講師の任用数は全国で20万人と推測され、5人に1人が非正規となっています。
田村議員は、「任期は6か月が上限で、更新は1回まで」とする地方公務員法の規定がありながら、年度末に数日の空白期間を設けて、何度も任用をくり返す脱法的なやり方が横行していると指摘。空白期間が月末日におかれるため、健康保険・厚生年金の脱退手続きがとられ、10割負担による受診や年金受給額の減少などの不利益が生じている実態を示しました。
厚労省の樽見英樹年金管理審議官は「事実上、使用が継続していると認められる場合には、被保険者資格は継続するものとして取り扱うことが妥当」と答弁しました。総務省の三輪和夫自治行政局公務員部長も「必要な周知を行うなど対応を検討する」と約束しました。
(2013年12月3日「しんぶん赤旗」より)