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【12.05.27】 「就活シンポ」にパネリストで参加
「就活のルールづくりはまったなし。正社員が当たり前の社会へ」
「学生がホンネで語ろう!就活シンポ」が27日、東京都渋谷区で開かれました。4回目の今回は約60人が参加しました。シンポでは、主催の「就活シンポ」実行委員会がまとめた「就活改革・第1次提言」の▽実行力ある就活ルールを▽まともな仕事を増やして▽安心して進路・生き方を考え、職探しできる社会を。の三つの柱を軸に、パネリストや学生が意見を交換しました。
法政大学の児美川孝一郎キャリアデザイン学部長は、大企業の採用減や非正規雇用の増大など就職難の構造を指摘。「個人の努力には限界がある。よりよい日本社会の創造に参画することも重要だ」と話しました。中小企業家同友会全国協議会の斉藤一隆主任事務局員は「福利厚生が安定した中小企業も多く、雇用も地域経済も支えている中小企業への理解を広げたい」と強調しました。日本共産党の田村智子参院議員は「直近の就活が深刻。すぐに社会は変わらない」との学生の発言をうけ、自身の就活時代以降も男女差別を告発し是正させてきたことを紹介。「就活のルールづくりはまったなしだ。正社員が当たり前の社会、中小企業も応援していく政治が求められている」と語りました。
《「しんぶん赤旗5月28日(月)」より》