【11.11.08】TPP参加反対で共同を
共産党がいっせい宣伝
首都圏各地で8日、TPP(環太平洋連携協定)交渉参加に反対する宣伝行動が行われました。同日開催されたTPP反対国民集会に呼応・連帯したものです。
日本共産党東京都委員会は、都内各地で取り組みました。このうち、新宿駅西口では8日夕、田村智子参院議員、たぞえ民夫都議が訴えました。
国民集会に参加した田村氏は、集会でのイチゴ農家の発言を紹介して「東日本大震災の被災地の農家の復興を支援せずに、TPP参加で関税を原則撤廃して農作物の輸入自由化に突っ走る。こんな『亡国政治』を断じて許すわけにはいかない」と訴えました。
田村氏は参院厚生労働委員会で、TPP参加で公的医療保険が崩壊する危険性を追及したことを紹介し「TPPは人の命より貿易自由化を優先させる」と批判、「TPP参加反対の一点で、大きく共同をつくろう」とよびかけました。
たぞえ氏は、TPP参加で都内の農産物の生産量などが激減する都の試算を紹介。「東京の農業・産業がいっきに衰退するTPPに反対する声を、職場や地域で広げよう」と話しました。
実家が新潟県の畜産農家だというシステムエンジニアの女性(39)は「外国産の牛肉が輸入されて、畜産は今でも大変です。TPPでは全産業が打撃を受けるとわかった。私もひとごとではないと感じます」と話しました。
(11月9日「しんぶん赤旗」より)