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【07.10.23】都議団と基地調査
横田からイラクへ参戦
(記事は2007年10月24付け「しんぶん赤旗」より)日本共産党都議団は23日、米軍横田基地を訪問、米軍と懇談をおこなうとともに、基地内を視察しました。吉田信夫都議団幹事長ほか都議7人、小泉親司党国民運動委員、田村智子党都副委員長など16人が参加しました。
懇談で米軍側は、世界的にすすめられている米軍再編について、規模を縮小するが、機能は縮小するものではないこと、横田基地も同様な考えで基地機能の再編をすすめていることなどを表明しました。
懇談では、横田基地に常駐する第374空輸航空団が米本国から運ばれた大量の物資を世界に展開する各基地に輸送することを任務としており、イラクやアフガニスタンにも飛行していることが判明。世界に展開している米軍の中から航空宇宙遠征軍が編成され、2001年以後、横田基地の米兵の常時1割程度が順番に紛争地に派遣されていることなどが明らかになりました。
都議団側が基地の騒音被害について正したのに対し、米軍側は「苦情を理解して対応する」と述べました。
一行は、バスで基地内を視察。自衛隊航空司令部の移転に伴い、建設されることとなる司令部と合同使用が計画されている地下施設の予定地を確認。滑走路をはじめ、日本の思いやり予算で建設された宿舎や映画館、スケート場などの施設を見ました。
吉田幹事長は「広大な基地だ。あらためて、自衛隊との共用や軍民共用などではなく全面返還の必要を感じた」と述べました。