日本共産党 田村智子
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【07.09.20】笠井、田村、河野氏 国会情勢報告

暮らし守る政治へ全力

 
(記事は2007年9月21日付「しんぶん赤旗」より)
 
 日本共産党国会議員団の街頭宣伝が20日夕、新宿駅東口でおこなわれ、笠井亮衆院議員が、激動の国会情勢などについて報告しました。国会でも、そして来る衆院選でも全力をつくす決意を力強く表明しました。
 笠井氏は、参院選以降2ヶ月たっても首相や大臣への国会質疑ができない異常な状態を示し、この事態を招いた安倍晋三首相の辞任表明後の情勢について、「自民党政治のたそがれ、末路を見る思いだ」とのべました。
 テレビが「ジャック」されたかのように連日取り上げている自民党総裁選の二人の候補(福田康夫元官房長官、麻生太郎幹事長)は、いずれも小泉・安倍両政権を支え、参院選で国民の審判を受けても居座りつづけた安倍首相を支えた人たちだと指摘。異常事態を招いた反省もなければ、従来の自民党政治との違いも転換もない二人のうち、だれが選ばれても、国民に支持がえられないことは明らかだと訴えました。
 笠井氏は、参院本会議の首相指名選挙の決戦投票で日本共産党が民主党の小沢一郎代表に投票することを表明したと報告しました。まずは自公政治を追いつめていくために、全力をあげてがんばりたいとのべたうえで、「国民の暮らし第一、憲法九条を守るという国民の意思に沿う政治に根本から切り替えるときではないでしょうか」と発言。今臨時国会での論戦に大いにとりくみ、自公政権を早期解散・総選挙に追い込む決意を明らかにしました。
 街頭では、「家に帰るのが遅くなるけど、聞いてから帰ります」と足を止めた西東京市在住の女性や、憲法九条を守る署名に筆をとる青年の姿もみられました。新宿区内の簡易宿泊所で起居しているという64歳の無職の永井武男さんは演説を聞きながら、「あの総裁選はおかしい。自民党のなかで人がコロコロかわっているだけで、政治は何もかわっていないし、期待もできない」と語りました。
 笠井氏に先立って、田村智子・党東京都副委員長、河野ゆりえ都議会議員も、青年の雇用問題や都政の実情などについて訴えました。