日本共産党 田村智子
コラム

【11.07.10】2人合わせて「99歳の誕生日」

私と夫、それぞれ何歳でしょう?

 
私の誕生日は7月4日。
アメリカ独立記念日で、映画タイトルにもなったので(トム・クルーズ主演「7月4日に生まれて」)記憶しやすいようです。

昨年は参議院選挙のさなか、晩御飯までには帰宅できませんでした。
じつはその前の年も、東京都議選のさなか。やはり帰りは夜遅かったと思います。
今年は、家族そろってケーキでも食べられるかと思いきや…。
娘の修学旅行と重なりました。

私のスケジュール帳には、何カ月も前から「日光」と大きく書かれ、自分が帰ってくる日に「誕生パーティ」と娘の文字。
ところが、娘の帰宅日は、私が帰宅が遅くなる日。

むくれる娘に「おとうの誕生日と一緒してケーキ食べよう」と私。
「ロウソクは何本立てるの?」(娘)
「え〜と、あっ99だ」(夫)
「99歳の誕生日ということで」
意外な展開に、乗りの悪い息子(高校生ともなると、家族の会話に入ってきませんね)も、面白がっているのが伝わる表情に。

という展開で、日曜日の7月10日、2回分だからと少し奮発して大きめのケーキを買い、「9」のロウソクを2本立ててみました。

子どもの誕生日にはプレゼントをねだられて用意しますが、夫の誕生日には…
結婚当初は何か贈ったかな。あまり記憶がありません。
今年は、晩御飯の3分の2以上を作っている夫に感謝をこめて、娘と選んだポロシャツを渡しました。

このポロシャツを選び途中で、「おかあにはこれが似合うよ」とボーダーのTシャツを娘が持ってきました。
財源は私ですが、娘にしてみれば自分が選んだから「私からのプレゼント」のようです。
そして息子も、夫と私にそれぞれボーダー柄のスリッパを用意していました。
手渡すのが恥ずかしいので、歯磨きしながら無言で2足を私につきつけるのです。

朝食から晩御飯まで、4人そろってという日はほとんどない毎日。
(朝は息子が一足早く準備して出かけます)
「99」効果もあって、ちょっとほっとするひと時になりました。