日本共産党 田村智子
コラム

【10.04.25】沖縄に連帯!黄色いジャケットで

千葉県松戸市での街頭演説

 
午後2時、新八柱駅前での街頭宣伝スタート。1時間後には、沖縄の県民大会が始まります。

数日前の「しんぶん赤旗」で、集会では鳩山首相へのイエローカードの意思を込めて、黄色のものを身に着けてと、実行委員会がよびかけていることを知りました。
当日、集会に参加できない人も、ぜひ黄色で連帯を、というよびかけもありました。
「よし、私も黄色だ!」、迷わず黄色のジャケットを着てきました。

街頭宣伝でまずお話をしてくださったのは、小児科医の森修(おさむ)先生。
「わけあって赤旗を読むようになった」という森先生。
前日に「応援の演説をしていただけないか」と依頼があり、快諾してくださったとのこと。
「日本共産党が怖い、という人も、まだいるかもしれません。けれど、今、政権とるわけではない。自民党も民主党もダメだという人は、ここは勇気をもって日本共産党を選んでほしい」

なんとも気持ちのよい訴えです。
このような応援をしてくださるのは、初めてとのこと。
嬉しい限りです。

さいとう和子さん、教え子からよせられたメールを紹介しての話は聞かせます。
高校の先生だったときの教え子が、さいとうさんのブログをみつけて、嬉しくてメールを送ってくれたのです。
親の失業で、大学への進学は難しいといわれ学習意欲を失ってしまったこと。
「先生」のがんばりに、勇気をもらったこと。
「経済的な理由で、子どもたちが進学をあきらめる、こんなことが許されるのか」

私も力いっぱい訴えました。
「間もなく沖縄では、普天間基地なくせの大集会が始まります」
うんうんと、うなずく姿が何人も見えました。

昨日、山梨県での演説会で志位和夫委員長が話していた内容を紹介。
アメリカのルース大使と面談し、直接、沖縄県民の声を伝えたこと。
その後、鳩山首相の側から、「どんな話だったのか教えてほしい」と党首会談の話がもちあがったこと。

「へえ〜」と声が聞こえてきそうな反応。
日本共産党ここにあり!をみんなで実感できたように思えます。
話し終わって、みなさんと握手して回ったときも、「元気が出た」「がんばりましょうね」と、はじけるような笑顔が山盛りでした。

街頭演説後、地元のみわ由美県議と、松戸市内の商店街をまわりました。
県の書店組合の役員をしている方は、「今年は読書年だから、期待している」。
「図書館で、毎年ちゃんと本を購入していれば、出版社も書店も営業が成り立ちますよね」と、話を向けると、
県立図書館の使い勝手の悪さ、学校図書ふくめて予算の貧弱さを、次々に話してくださいました。

ある商店会の会長さんも訪ねました。
大型店が次々に出店したために、商店街への影響が大きいと、静かに話してくださいました。
両側の歩道に長いアーケードのある商店街。大型店には、これはできません。
「車のない人、運転できなくなったお年寄りは、大型店には行かれませんからね」と会長さん。
「アーケードの電気代補助はどうなっていますか?」
「他の地域の街灯にあわせた分だけの補助です」
それ以外は、店の間口に合わせての負担になり、商店にとってはなかなか苦しいことがわかります。

文房具店も訪ねました。レジに立つ店主さんと話して、店の奥に目をむけると筆がずらりと並んだショーケース。
「実家も文具の卸をしているんです」
しばらく、筆や硯、墨の話で、店主さんのお母さん(?)と話がはずみました。
「100円ショップで筆なんて!」と、お互い意気投合。

オーダー紳士服のお店では、かつて「小泉首相が大好き」と言っていた社長さんが、「今は顔を見るのも嫌!」厳しく言い放ちました。

小1地時間歩いて、移動に使っていた宣伝カーにもどると、年配の夫婦がみわ県議を待っていました。
女性は車椅子。透析を週3日、医療費が大変でなんとかならないかと、共産党の宣伝カーをみて、話しかけてきたのだといいます。
夫婦の年金額では、生活保護は受けられない。それならば離婚しようかとまで考えたというのです。
一体、日本の国はどうなってしまったのか! 重い病気の人をこれほど苦しめるとは!
障害認定がまもなく決定することがわかり、医療費もなんとかなることがわかりましたが、病気の人をこれほど追い詰めるとは…

「政治を変えてほしい」というマグマが、昨年夏に吹き上がったのがなぜか、実感できる一日でした。
帰路、携帯でニュースをチェック。「9万人が集まる」「会場まで渋滞が続く」の文字。
沖縄のマグマは日本もアメリカも変える力を持ち始めています。
帰宅して、すぐニュースをチェック!