日本共産党 田村智子
コラム

【09.12.25】クリスマスは大忙しでした

自転車で街をかけまわって・・・

クリスマス・イブが明けた朝。
「サンタがこなかったよ。今日来るのかな」(娘)
「サンタへの手紙を書くのが遅かったから、今日来るんだよ」(息子)
「いい子にくるっていうからな…」(私)

間に合わなかったんです。
昨晩のうちに「手紙書くのが遅かったから、一日遅れるかもよ」と子どもたちに話していたので、中学生の息子は事情をさっしてフォローしてくれたのです。

子どもたちが手紙を書いたのは22日。
(兄は、妹にあわせているのと、サンタがいると言わないとプレゼントがもらえないと思っているのです)
朝が早く夜まで仕事の日が続き、とても落ち着いて買い物はできませんでした。
休みは25日。ここで買い物をするしかないと、私があきらめてしまったのです。

ところが、この休み。
葛飾区の子ども区議会を事情があって傍聴することにしていたのと、夕方からは、娘のチアダンスのクリスマス発表があり、区内を自転車で疾走することになりました。

プレゼントを買いながら、クリスマスって大変だよな、と色々考えてしまいました。
子どもの喜ぶ顔を見たい、それは親なら誰だって感じることでしょう。
でも、「スタンダード」(つくられたイメージですが)に事を進めることができない家庭もあるのです。

私の子ども時代、我が家は父親がクリスチャンで、私たち子どもも教会に毎週通っていましたから、家でもケーキの前で賛美歌を歌うようなクリスマス・イブを送っていました。
25日の朝も、本当に楽しみでした。

ところがある年、どこにでも売っているようなヘヤブラシとチョコレート、というプレゼントだった年があったのを、今になって思い出します。
私はちょっと首をかしげましたが、CMでも「静電気が起きない」と宣伝していたヘヤブラシだと気づいて、すぐに「これで髪をとかしたら、髪がきれいなる!」と喜んでいたのですが、3歳年上の姉は、我が家の家計を心配したそうです。大人になってから聞きました。

親になった今はわかります。
プレゼントを枕元に置くときの親の気持ちが…。

クリスマスなんかなんであるのか、と思う人も少なくないでしょう。
商業ベースにのせられているのも気に入りません。
それでも、私も明日の朝の子どもの笑顔を思い浮かべてしまうと、あくせくとプレゼントを買いに疾走してしまうのです。

自転車に大きな包みをのせて、家のどこに隠そうかと考えていたとき、前方に見慣れた姿発見!
終業式で帰宅が早かった娘が、友だちと遊んでいたのです。
「まずい!」と思いつつ、道は一本道。

こちらから「バイバイ」と手を振って、すばやく通り抜けました。
手をふったことで、後ろのかごにつんだ包みには気づかなかった様子。
あぶなかった〜。

一日遅れになってしまったけれど、よろこんでくれるかな。

 
写真は、24日帰宅した午後7時前から、子ども二人と一緒に大急ぎでつくったクリスマスケーキ!
生クリームを買っていたので、これだけはつくらなければとがんばりました。

息子の指揮のもと、娘も一緒につくる様子に、子どもの成長を実感したひとときでした。