コラム
【09.10.16】神奈川での最初のあいさつ
あたたかい拍手で迎えていただきました
東神奈川駅から歩いて3分ほど。党の南関東ブロックの事務所に初めて足を踏み入れました。
事務所長は、私の秘書時代にも国会で活動していた元衆議院議員の大森猛さん。
待ち合わせの時間より少し早めに事務所に向かっていた私に、ビルの2階から声をかけてくださいました。
顔見知りの方いることは本当に心強いです。
南関東での最初の活動は、党神奈川県委員会の総会でのあいさつ。
県党の中枢を担うみなさんの前に立つのは、やはり緊張します。
会議開始直前に、会場に入ると、参加者の方から自然な拍手がおこりました。
笑顔で拍手をしていただき、本当に暖かい気持ちになります。
司会の方が「まず初めに、先の第9回中央委員会で発表されました比例代表候補・・・」と話し始め、いよいよ出番かと立ち上がると、隣に座ってた県委員長さんから「まずは私が紹介します」と小声で言われました。
相変わらずのそそかっしさです…。
紹介もなんだか結婚式のスピーチのように持ち上げていただいて、嬉しいやら恥ずかしいやら。
南関東では面識のない私を、一生懸命に押し上げてくださる気持ちが本当にありがたいです。
続いて、いよいよあいさつに立った私。
参議院補選の真っ只中の会議でしたから、短時間で、自己紹介のさわりと決意を述べました。
実は、神奈川県のみなさんとは色々な縁があるのです。
その一つは、初めて政治の話を聞くきっかけとなった日のこと。
早稲田大学の入学手続きで、核兵器問題の署名に協力し、民青同盟の話を聞くことになり、その場でみたのが、「トマホーク来るな」の大集会の様子。
米軍横須賀基地への核兵器搭載(可能)戦艦がやってくる、日本への核兵器の持込を許すなという集会の様子だったのです。
核兵器をなくしたい、でもどうすれば、と思い続けていた私。
こんな大きな集会が日本で開かれていることを知って驚きました。
ただし、そのときには民青同盟への加盟は断っているのですが…。
それから1998年、初めて国政選挙の候補者となったとき(比例代表選挙でした)、神奈川県から初めて日本共産党の議席を畑野君枝さんが勝ち取りました。
この選挙で、神奈川県で一日、街頭宣伝まわったこともありました。
当選した畑野さんは、参議院で教育分野を担当することとなり、私も秘書として同じ分野の仕事に関わってきたのです。
そんな縁もまじえて、決意も語りました。
教育費負担の軽減は、私たちが論戦を準備していたときには、議会のなかで孤立無援ともいえるたたかいでした。
でも、たたかってたたかって、やっと今、新政権の政策に書き込まれるまでになりました。
いよいよ、これまで掲げてきた要求、政策を実現する時代がやってきます。
補選でもぜひ応援にかけつけたい、とお願いをして、これからの奮闘を約束しました。
拍手に送られて、会場をでると、ひざがわずかですが震えていることに気づきました。
やはり緊張していたのです。
話している最中に、まずい早口になっている、と思いつつ、修正できなかったし…。
東京に戻ってみると、神奈川から「無事にあいさつが終わった」と、都委員会に連絡をいただいていたようです。
「いいあいさつだったと言ってましたよ」との言葉にほっとしました。
最初の一歩の緊張が伝わって、励ましの感想でもあるでしょう。
これから南関東のみなさんとも一緒に行動し、みなさんからお話を伺うなかで、私の思いももっと強く、訴えたい内容がもっと深くなるでしょう。
10ヶ月ほどの短期間、精一杯、地域をまわり、声を聞き、ともに行動の日々を積み重ねたいと思っています。