日本共産党 田村智子
コラム

【08.12.21】「仕事とはなんですか?」

息子の友達からのインタビュー

数日前、近所の友人から電話がありました。
「宿題で、仕事について身近な大人にインタビューするんだって。田村さん協力してくれない?」
「え〜! かなり普通でない職業だと思うんだけど…」

息子と同じ中学1年生。
1歳からの幼馴染でしたが、中学は別々になりました。
照れくさいけれど、せっかくの機会なので、短時間のインタビュータイムを本日実行!

「どうしてこの仕事についたんですか?」
――これはなかなか難しい質問。そもそも私の仕事が何かが問題です。
「職業で言うと政党職員なんだ。どうして日本共産党の仕事をしているかというと…」
以下、このHPでも紹介している入党の動機をかなり割愛しながら話しました。

「仕事をしていて嬉しいと思うのは?」「つらいことは?」
「仕事につくとはなんだと思いますか?」
「そういう仕事についている立場から中学生に言いたいことは?」

どれもなかなか難しい質問です。
考えながら、中学生に伝える言葉を選びながら…。

「仕事とは?」という質問には、
「社会との関わり。どうかかわりあって生きていくか、ということかな」
とこたえたのですが、抽象的過ぎたでしょうか。

このインタビューの間、息子は同じ部屋でDS(ゲーム機)を手にしていましたが、聞き耳を立てているのがよくわかりました。
息子にも話したことがないようなことばかり。
こんな宿題もなかなかいいな、と思います。

さて、このインタビューを学校の先生はどう思うか(苦笑)。
「お母さんが、田村さんに聞くのがいいよって言うので…」とのこと。
長年のつきあいで、私の仕事(活動)を認めてくれているのかなと、ちょっと嬉しくなりました。

何人かに同じようなインタビューを3年間かけて行なうようなので、
「次は**先生(地域の剣道の先生)にしたら? お肉さんのおばさんなんかもいいんじゃない?」と思わず言ってしまいました。

自分の仕事に誇りは持っています。でも、やっぱり中学生にはもっと生活観のある現場の話が必要ではないかな、と思えるのです。
私たちが生きていくうえで欠くことのできない働く人たち。
とくに「ものづくり」。
政治の世界では、とても粗末に扱われてきた「ものづくり」をしっかり見つめてほしいと思っています。