コラム
【08.12.09】我が家の風邪引き第1号
風邪引きさんが、暖かい部屋でゆっくり休めるように
月曜日、咳がひどくて早退した娘。
咳ならすぐに収まるだろう、と予見したのは大間違いでした。
夜には何度も目を覚まし、眠れないことに苛立って泣き出し、朝には熱が37・4度。
「私、朝の宣伝行動があるから、少しだけ留守番できる?」
「大丈夫」
学校が休めるので笑顔でこたえる娘。
今日は、東京中で駅頭に立って宣伝しようという日。
私も、朝と夕方、新宿駅西口でマイクを握ることになっていたのです。
朝8時からの宣伝に遅れて到着。寒さが厳しいなか、凍える手でビラを配る方に頭がさがります。
業者団体の後援会のNさんは、上着も着ないで約1時間宣伝カーの上にたっておられました。
鍛え方が違うと、感服します。
午前9時に1分を残して、マイクをおきました。
西口は朝はまったく日が当たらないので、みんな身体の芯から冷え切ったことでしょう。
それを思っての1分前終了でした。
あわてて帰宅して、病院に娘をつれていって「咳だけですね。元気ですね」と図星の診断。
もらった薬を飲むと、咳もおさまっていきました。
昨晩が「峠」だったのでしょう。
夕方、息子の帰宅を待って「行って来ます」とまた新宿駅へ。
雨が降り出し、寒さはもっとましていきます。
寒さの中で宣伝をしていると、「突然のリストラで住む所さえ奪われた人はどうしているのだろう」と思わずにはいられません。
風邪をひいても病院に行かれないんじゃないのか。保険証はもっているのか。
風邪を引いたら暖かい部屋でゆっくりと休む。
こんな当たり前のことが、当たり前でなくなっている今日。
具合が悪くても休めない、休んだら首を切られる、次に住む所も決まっていないのに会社の寮を出なければならない。
すさんだ気持ちになっている人が、目の前を歩く人たちのなかにもいるのでは…。
街頭宣伝に注目する人、雨のなか足をとめて聞く人、一緒にマイクを握った女性団体のKさんが「すごく注目されているね」と思わずつぶやくほど。
事態の深刻さを感じます。
麻生内閣の支持率は急落で2割台に突入。不支持は6割台。
もう引きずりおろすしかありません。
暮らしを守れる政治に、風邪引きさんみんなに暖かい部屋を保障できる政治に。
雨の中、帰宅すると、兄妹けんかの物音が。
そこまで元気になればもう大丈夫ですね。