日本共産党 田村智子
コラム

【08.12.01】これも貴重な体験か

何事もなく元気いっぱいなのですが・・・

寒さが急に厳しくなったためか、月末の慌しい仕事が影響したのか、
救急車に乗るという体験をしてしまいました。

午前中、地域をまわる活動が少し長引きました。
アキレス腱を切断して退院したばかり、という地域の方が一生懸命一緒に歩いてくださったので、私も「もう1軒」というそのお気持ちに喜んでこたえました。

昼食はだいぶずれこんでしまって、何を食べようかと考えながら歩いていると、目についたのが「ラーメン」の文字。
そういえばラーメンは久しく食べてないな、とお店に入りました。

空腹だったので、スープまでおいしくいただいて、「さあ帰ろう」と思った瞬間。
左の肋骨のあたりがぎゅっと締め付けられるような感じに。お腹も突然痛み出しました。
いやな感じが、身体の左側に充満するようでした。

それでも歩けるし、痛みはそのうちおさまるだろうと電車に。
ところが、おさまらない。乗換の駅で歩くのがつらくなりうずくまってしまいました。
周囲の方がすぐに「大丈夫ですか?」

というわけで救急車で、以前かかったことのある病院にいくはめになりました。
胸が痛いというのが心配だったので、救急車を呼ぶほどではないかも、と思いつつ、「大事をとる」ことにしたのです。

結果は医者も首をかしげることに。
心電図はまったく異常なし。心臓の場合、背中が痛くなるそうです。
言われて見れば痛いのは胸の奥ではなく、肋骨周辺。
「神経痛では?」とのこと。

お腹も「ガスがたまっていますね」
えっ? 突然ラーメンを食べたせい?
考えてみると夏に食べてから、ラーメンは口にしていないかも。
「ラーメン アレルギー?」というわけではないでしょうが。

痛みは一晩寝たら、すっかり取れました。
その後は何事もなかった状態に。
もっと言うと、その前後は、きわめて元気・体調良好。階段を駆け上がれるほどの状態だったのですから。

救急車が対応するような事態ではなかったというのが結果でしょう。
でも、貴重な体験だったと思っています。
周囲の方が、間髪いれずに声をかけてくださったり、駅員の方、救急隊員の方の冷静でいたわりある対応。
不安な気持ちを落ち着かせてくれるものでした。

救急医療の体制がある、何かあったら頼って大丈夫、これは本当に大きな安心です。
もちろん、私の痛みは我慢ができる程度のものでしたから、救急車の到着を待つ時間も深刻な気持ちにならずにすんだのだと思います。
これが1秒を争う事態だったら、もっともっと体制の充実をと思わざるをえないでしょう。

救急医療が崩されている、緊急に体制の充実が求められている最中での私的な事件。
これも貴重な体験となるのでしょう。
もちろん、体調管理はさらに気をつけていくつもりです。