コラム
【08.06.30】93歳の大先輩に励まされ
大田区内での訪問行動にて
大田区は前日の日曜日、小池晃参議院議員をむかえての演説会をやったばかり。
チラシをみて「テレビに出ている人だ」と、演説会に参加した方もいらしたとか。
国会論戦でも注目浴びた、日本共産党の活動。
派遣労働者の実態の告発、後期高齢者医療制度での徹底的な反対運動・論戦、
政治を動かしているという実感が、議員だけでなく、草の根でがんばる党員のみなさんにもあると思います。
だからでしょう。
演説会で、この間の政治の動き、党の役割をじっくり聞いたみなさんは、
疲れも感じさせない、内面からの元気がにじみでています。
「赤旗しんぶん」の購読をすすめるときにも、
「消費税なんてとんでもない。軍艦のイージス艦を6隻も買おうとしているのよ」
「そうそう、1隻1200億円はするって言うんだから」
と、パワーにあふれていました。
1時間以上、町を歩いたところで、「**さんのところに田村さんをぜひ連れて行きたいね」と、とあるマンションへ。
93歳で一人暮らしの男性党員。
玄関先でしばし話をしていると、足がちょっとしんどそうな様子。
「足、大丈夫?」と、区議さんが声をかけると、
「それなら奥に入って」と言ってくださいました。
部屋に入ると、居間のテーブルの上にノートパソコン。
「演説会に出かけることができないから」とのこと。インターネットで党の演説会などを視聴しているのでしょう。
すごい! この意欲がどこから出てくるものなのか。
戦争中は、ニューギニアの密林で飢えとの戦いを経験され、身体は相当に衰弱。
しばらく故郷で養生し、その後、工場に就職するとまず、自分は無理のきかない身体だから残業はできないと会社にかけあったそうです。
給料は少なくてもいい、無理して命を落とすことのないように――
戦争中の体験から、健康第一を実践として貫いた人生だったのです。
日本共産党に入ってから、多くの先輩の方々からお話聞くことができました。
世代を超えた方と、初対面の方と、その方の人生にふれてお話ができることは、
すごいことだなとつくづく思います。
時代を切り開こうという志の重なり合いが、それを可能にしているのでしょう。
お会いしたみなさんと、新しい時代、新しい政治にふみだす喜びも、ぜひとも分かち合いたいものです。