日本共産党 田村智子
コラム

【08.03.15】新銀行東京に400億円なんてとんでもない!

都議団といっしょにシール投票宣伝

 
午後2時の新宿駅東口。
「新銀行東京への税金投入に賛成?反対?」とシール投票をよびかけました。

都議会でもこの問題の論戦をリードする党都議団。
都民の意見も直接聞こうと、駅頭に繰り出したのです。
私もボードをもって、行き交う人の波によびかけました。

こういう行動は自分の性分にもあっているなと、つくづく思います。
「税金1000億円をつぎこんでつくった銀行に、また400億円。あなたは許せますか」
一人ひとりの目をみながらよびかけ続けました。

20代、30代、数人のグループという人たちも、シールを受け取っていきます。
中年女性は、「許せるわけないわよ」と声をあげながら。
「10枚ぐらい張りたい気持ちですよね」と私。
それでも一人一枚をつらぬきます。

「賛成」に遠慮しながら張る人も。
今日は意見を聞くための宣伝行動。「遠慮なくどうぞ」と私も笑顔で。
大多数が「反対」のもとで「賛成」に張るのは、ある意味、勇気があるなと感心します。

新銀行東京をつくると石原都知事が表明したとき、「東京都がやる仕事ではない」と抵抗したのは日本共産党だけでした。
中小企業が資金繰りに苦しんでいるとき、本当に中小企業支援になるのかも議論になりました。

石原都知事も新銀行の役員も、
「魚屋さんや肉屋さんに貸す事業ではない」という態度。
ベンチャー企業の応援だ、一定の規模をもつ中小企業を対象とするというわけです。
各地の民主商工会の方々が交渉した際には、
「フランス料理店でラーメンを注文されても困る」とまで言い切りました。

1000億円があったら、400億円があったら、どれだけ直接都民の暮らしや営業を応援できるか!

1時間の宣伝行動をおえて、シールの数を厳密に数えました。
投票総数 1298票
賛成    154票(11.9%)
反対   1135票(87.4%)
わからない   9票( 0.7%)でした。

1000人の投票参加を目標にして、それを大きく上回ったことには驚きました。
マスコミ報道で関心と怒りが高まっていることを実感。

勝負はこれからです。
3月中に400億円追加投資を決めようという石原都知事。
都民は黙っていない、ということをつきつけましょう!