コラム
【07.02.15】学芸大学の学生たちと
学芸大学の学生たちと
学芸大学の「かえるネット」(日本共産党といっしょに日本をかえるネットワーク)が、たっぷり話せる場をもうけてくれました。
教育の仕事を志す学生たち。
子どもたちを通じて見えてくる学校教育の現状を伝えました。
全都いっせい学力テストの異常さに、驚きの声があがりました。
テストの数日前に、テスト勉強として配布された大量のプリント。
息子が持って帰ってきた時には、私も驚きを通り越してあきれてしまいました。
ページ数にして40ページはありました。
学校のランク付けテストは必要ない−−そんな怒りもわいてきて、「テストのための勉強なら、やらなくてもいいんじゃない」と、息子に言ってしまいました。
年の離れた妹さんの授業参観に行ったという学生さん。
「理科の実験の結果を考える時間が足りない、こういう授業なのかなとがっかりした」とのこと。
子どもたちにこういうことを知ってほしい、伝えたい、先生のなかに豊かなものがたくさんあって、子どもたちからも学ぶことがあって…。
先生方が、授業内容を検討したり、豊富な題材を様々な研修や体験で蓄積する。
そういう学校教育であってほしいと、私も心の底から思うのです。
教育が「人材つくり」でいいのか、働くとはなにか、などなど。
多岐にわたることを学生たちと語り合いました。
高齢者が孤独死のニュースについて、涙を浮かべて話す学生もいました。
この豊かな感性の学生たちの姿に、新鮮な感動を覚えました。
日本の未来が明るくみえてきます。