日本共産党 田村智子
コラム

【07.01.09】庁から省の格上げで何が起きるか

庁から省の格上げで何が起きるか

劇団のみなさんの新年初顔合わせの会議で、あいさつをする機会がありました。
まず新年のあいさつに立った劇団長さん。
「今日は、防衛庁が防衛省となる特別な日です」

戦争の時代を描くなど、社会の問題に正面からとらえてきたこの劇団。
現代の政治もするどくとらえる活動をしているのだと、私も背筋がのびました。

名前が変わるだけではない、海外での活動が自衛隊の本来任務となるのです。
軍事費も「聖域」として増加させていく口実ができます。
「戦争への道」を歩むことになるのかどうか、国民の鋭い監視がいよいよ求められているのです。

「赤旗しんぶん」で、イラクで人質となった高遠菜穂子さんの講演の様子が紹介されていました。
米兵が構える銃の先に何があるのか、積み上げられた遺体袋、爆撃の後などなど、イラクの実情を伝える写真は大きな衝撃を与えているとのこと。
こんな米軍の活動に協力することが「海外貢献」なのかを問わなければなりません。

午後、板橋区内を街頭演説でまわりました。
「デッキカーで手振りをしようと思って」と女性4人も参加。
寒いこの季節にこの決意。嬉しいですね。
でも、残念ながらワゴン車だったのですが…。

商店街での演説。
小学生2人が大人にまじって足をとめて、私が宣伝カーから降りてくるのを待っていてくれました。
私たちの主権者としての行動が、子どもたちの未来さえも大きく左右する――いつもその思いをもちたいものです。