日本共産党 田村智子
コラム

【06.09.01】明日葉とネリ、家族でいただきました

明日葉とネリ、家族でいただきました

昨日、八丈島から持ち帰った明日葉とオクラ(ねり)。帰宅したときには、家族はみんな食事を終えていましたので、今日がお披露目です。
明日葉は天ぷらに。それだけは食べきれないので、クリームシチューにもいれてみました(もったいなかったかな)。

ネリは、子どもたちの大好物の「オクラ納豆」に。
こんなにネリをいれたら食べきれないかな、と思ったのですが、やわらかくておいしくて、あっという間にみんなの胃袋に。
明日葉の天ぷらは「タラノメのようだね」と夫。
久しぶりに、ゆっくり、楽しく話しながらの食事となりました。八丈島の「効果」でしょうか。

今日は「久しぶり」がもう一つ。
東京芸術座の友人に声をかけてもらって、何年ぶりかの演劇鑑賞をしたのです。
「よだかの星」――宮沢賢治の生涯を母親の語りや、賢治がつくった歌、詩なども織り交ぜ、弦楽の演奏にのせてつづる、一篇の詩のような作品でした。

宮沢賢治は静かな人、というイメージがありました。劇で表現された賢治は、自分の魂のほとばしりをどうしていいのかと思うほど、激しく生きた人でした。
自分は何者なのか、この世の中に何をなしえるのか、飢えて女子を売らなければならないほどの貧困に襲われる農民に何ができるのか…。

誠実に生き抜くということが、時代をこえて輝きを放つ(太陽のようにではいけれど、星のように清楚に美しく)、賢治の作品を読み直してみようかと思っています。