コラム
【06.07.15】子どもと子育て支援を考えるシンポジウム
子どもと子育て支援を考えるシンポジウム
この日のために、党都委員会のスタッフも様々な調査をしてくれました。
資料に目を通し、スタッフの方々と討論し、何を提起するか、私もがんばって準備しました。
私のテーマは「ゆとりと安心」。
時間のゆとり、心のゆとりがあれば、子どもと接する時間は本当に楽しく、自分にとっても成長や発見に満ちています。
どうすれば、「ゆとりと安心」を持つことができるか…。
構造改革がもたらした長時間労働、使い捨て雇用の問題は、新しい資料もつかって詳しく話しました。
大企業ほど育児休業がとりにくくなっている、子ども2人を育てるための平均費用は非正規労働者の生涯賃金の半分をしめてしまう等々。
調べれば調べるほど、このままでは日本はどうなってしまうのか、という思いにかられます。
同時に、「次世代育成支援法」を力にすれば、働く人や住民の声をとりいれた支援策を前進させることもできる、という希望もあらためて確信しました。
埼玉県では、県の委託事業で「働き方見直しマニュアル」がつくられました。作成に関わったのは、子育て中の女性たちです。
もう一つ、このシンポで提起したかったのは、「子育てに特別な費用は必要ない」という経済支援策です。
妊婦、出産、中学生までの子ども医療費、すべて無料にするのに必要な国の予算は、アメリカ軍への思いやり予算1年分、ということもわかりました。
人殺しの部隊のためにではなく、命をはぐくむことにこそ、予算をつかうべきです。
教育費をふくめ「お金の心配はいらない」という日本、つくりたいですね。
こういう政策を考えていると、なんだかわくわくしてきます。
他のパネラーのみなさんの発言も、勉強になることがいっぱい。
別に詳しくお知らせできるコーナーもつくりたいと思います。