日本共産党 田村智子
コラム

【06.06.21】労基署が働く人の立場に立たなくてどうするのか

労基署が働く人の立場に立たなくてどうするのか

室温18度の部屋で一日、書類整理の仕事をしていた20代のTさん。
指先のしびれや首や腕にとることのできない倦怠感や痛みを生じる頚肩腕症になり、労災認定を申請しました。
ところが、労働基準監督署の「聞き取り」で、「そんな作業はたいしたことない」「あなたが冷房に弱いだけ」などなど説教ともいえる対応を受けたというのです。
相談を受け、笠井亮衆院議員の秘書といっしょに話を聞きました。

秘書時代、労災問題で何度か労基署に足を運びましたが、その対応に疑問を持つことがたびたびありました。
事故の労災は認定されても、病気は働き方の問題かどうかが判断できないと「業務外」とされることが多々あります。
本来は逆で、業務外での要因が考えられなければ、労災として認定すべきです。
まして、労働者の権利を守る砦であるはずの労基署が、Tさんへの対応のように事実上の「門前払い」をするとは何事か!

国会で対策など相談して、今日は早めに帰宅しました。娘の誕生日なのです。
夫の帰りを待ってケーキを出し、娘がロウソクを1本1本数えながら飾っていきます。
7本を並べたところで、「初めての7歳の誕生日だ!」と、娘の感嘆の声。
息子と二人で「当たり前だよ」と笑ってしまいましたが、「嬉しい!」という気持ちがいっぱいの言葉だなと感心もしました。
寝るときは、「娘が赤ちゃんだった時」の話を、思い出しながら聞かせているうち、にっこりした顔のまま眠りにつきました。